服は高いもんだ

「源氏物語」のエピソードのひとつ、「衣配り」のシーン。私あの話が大好きです。
でもどうして贈り物が服なのか。趣味が良いし凝ってるのはわかるけど…
そんなたいそうなものか？　　と思っていた時期が、私にもありました。

今でこそ服は低価格で、手に入りやすいものになりましたが
産業革命以前、服はとても高価なものでした。服をたくさん持つのは贅沢だったのです。
機械生産でなく全てハンドメイドですから、一着作るのにも相当時間がかかったことでしょう
特に貴族の服は、柄を刺繍で飾るから。実際着ると、一枚一枚が糸の重みでズッシリですし
で、その刺繍も全て手作業だし。
貴族にとって高価なものは、庶民レベルでも高価。昔の人は布を大事にしていました。
とにかく昔と今では、服の価値が違いすぎるのです
現代のように、頻繁に買えるものではありませんでした

そんな衣服の歴史は、産業革命で急速に変わりました。
・原料の大量生産が可能に。交通の発達で流通が良くなった
・技術の発達により、軽く着心地の良い生地が生まれた
・機械による大量生産が可能になった
・服の流通量の増加→単価が安くなった
ザッとこんなかんじで革命されました。

「衣配り」の話や衣類を贈るシーンを、最初読んだときには不思議に思ったのですが
いろいろ考えてみると筋が通っているわけです。高価なものを贈っているんだな、と。
で、そんな高価な服を重ね着していた貴族の贅沢さを考えると、
平安貴族ってのは凄い生活をしていたんだなと思ってしまうわけです。

産業革命による衣類革命について語りだすと、ドレスの方に話が飛び始めるのでこのへんで。
クリノリン→バッスル→ヴィクトリアン→アールヌーボー　の流れについて熱く語りたいのですが
それはまた別の機会に。あのへんの目まぐるしい変化がね…すっごい好きよ…


下でメール返信してます。
返信不要の方もありがとうございます！

＞かなめ様
メールありがとうございます。上げた写真の猫は兄妹です。兄妹で飼うと見てて面白いです
人気投票１位の葵でしたが、彼女を描くたびになぜかうちのツンがチラつきます。
やっぱ似てきちゃうもんなのかなーと。しかし葵にもあれくらいの図太さが欲しいですね…
ビーストウォーズにまで反応くださって嬉しいです（＊´ｖ`）けっこう見てました
じつはランページが好きでした…カニの…。影めっちゃ薄かったけど。
またビーストウォーズ見たくなってきちゃったです。チラチラ見ながら頑張ります！原稿を！


＞なつめ様
メールありがとうございます、はじめまして。
リンクを貼ってくださっていたとは存じませんでした！ありがとうございます！
当ブログはリンクフリーを掲げておりますので、お好きな時に切り貼りしてやってくださいー

「フリル」のサンプルも見ていただけたようで、嬉しいやら恥ずかしいやら
縁があって竹熊さんのもとで描かせていただいたのですが、色々と未熟で…
今見るとフォアアアってなります。
次の「マヴォvol.3」でも描かせていただくことになりましたので、沙汰がありましたら
ブログでも報告いたします。
応援本当にありがとうございます。今後もよろしくお願い致します。

＞OHHH様
メールありがとうございます。
夕顔ラクガキに＞魔性のにほい　とコメントいただけて嬉しい限りです
後々語りたいことなのですが、彼女は純情系ビッ●キャラなんじゃないかなと思っています
朧月夜はストレートというか…アゲハ系ギャルな感じがするのですが
夕顔は何か…底知れぬものを持っていると思うのです。
ほんの少しでも匂わせられたらいいなと思っていたので、ちょっと感動してます
メールありがとうございます…ニヤニヤが止まりません